昔から、雑誌や新聞に掲載されている「お悩み相談」を目にすれば、読むのが好きだ。と云うのも、自分もかなり悩み多い人生を送っているから。で、
あ。自分と同じような悩みで苦しんでられる。。。そう、自分独りじゃあ無いんだ。ってな相談に出くわした時など一種のやすらぎさえ覚え、それをいわゆる『心の拠り所』に利用して参りました。
ですが、相談や回答を読んで、ぐッと泣けたなんてことは、滅多にありません。
ところが、我が家では今年から毎日新聞になったのですが、高橋源一郎氏の回答は、
【過去に読んだ回答者とは、一味も、ふた味も違う魅力満載な回答】なのです。
例えば
亡くなった夫には隠し財産があったのを発覚、凄く腹立たしいです
といった80代女性の悩みに対し
高橋氏は
『そのおかげで、あなたの心の中に、亡夫はいつまでも生き続けるじゃあありませんか。人は、人から忘れられてしまうコトほど悲しいことはありません』
うろ覚えですが、確かそんな内容の回答でした。
※↑8日に修正↓
隠し財産ではなく、投資でした。毎日新聞、高橋源一郎の人生相談で、検索していたら、感銘を受けた相談が出ていました。まんまの転載は禁止だろうけど、ツィートはokみたいだったので、早速に。ご興味ある方、twから是非!
人生相談:投資していた亡き夫が憎い=回答者・高橋源一郎 - 毎日新聞 https://t.co/r9EqxM1Q0N
— えろうすんまへん (@hapines3chan) 2018年12月7日
また、
今週始め、こう云う相談が寄せられました。
「20代の最初、初めて仲良くなった男性が忘れられず26年間悩んでいます。この気持ちを封印したいです」
と云う既婚の50歳の女性からの悩み
で高橋源一郎氏の回答
※ 無断転載、複製は禁止 とのコトなので全文掲載したいですが、部分的に引用させていただきます。何度読んでも泣いてしまった箇所です。
『(前略)悪いものは忘れたい・・・・と思ったことはありません。なぜなら、「記憶」は、その人間そのもの、私そのものだからです(中略)記憶は、あなたにとってほんとうの故郷なのかも知れません。現実の故郷はなくなっても、記憶と云う故郷はなくなることはなく、いつでもあなたの訪れを待っています。どうして、大切で愛おしい記憶を忘れる必要があるのでしょうか。
つらい時、悲しい時、ほんとうにあなたを助けてくれるのは、その記憶だと言うのに。』
以上 の引用文、最後の二行は泣きながら入力してしまいました。
いやはや
高橋源一郎氏の悩み相談にはいつも感動すら覚えてしまいます。
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