昨今、何かと騒がしい 少女像問題。
政治的、思想的な観点は一切抜きにして、
芸術的観点から考えてみた。
※ちなみに自分は、偉そうに言える芸術家ではありません
はっきり言って この像。芸術性はゼロだと思う。
・椅子に腰掛けただけのポーズ
・顔の表情はまったくの無表情
作者の、作品に対しての制作意図がまったく不明。
例えば
悲しい過去を振り返る少女を表現したいのであるならば
とか
とかの 表情があるべきだ。
ところが
この少女 悲しいのか、辛いのか 表情から一切読み取れない。
ちょこんと椅子(ベンチ?)に ただ座ってるだけのポーズも、かなりなゼロ評価だ。
無理やり戦地に連れて来られ、遠い祖国を思う少女を表現したいのであるならば
もっと他に表現方法があるだろ、それでも芸術家か?
っと毒づきたい気分。
あくまでも
ウヨとか
サヨとか
一切の観念は無しにし、
芸術的感覚での私個人の考えですので。
ところが、
この作者について色々調べてるうち
下の記事を発見。
ベトナムピエタは、ベトナム戦争当時、韓国軍による民間人虐殺犠牲者の母親と無念の死を遂げた名もない赤ちゃんたちの魂を慰めるため、「平和の少女像」を作った作家のキム・ソギョン、キム・ウンギョン氏夫妻が製作した。
いやはや
これなら 芸術的と言えるじゃないか。
同じ作者とは思えないほどの出来栄え。
表情たっぷりであるし、子供を抱えた表情やポーズは秀悦!
に 比べて
やはり
は、まったくの駄作と思わざるを得ない。。。。
また椅子だかベンチだか知らないけれど、二人掛けで、ヨコがわざわざ空席なのも変に無意味だと思う。
何らかのメッセージがあるのだろうけれど。。。。
この少女像が もう少し芸術性を帯び、観る者にとって、
【ぐッ】と心に刺さる何かがあれば、昨今の政治やら思想的論争など起きなかったのでは?
とも思う。
なんか小生、まちごーたコト言ってますぅ?
追記(9日)
あ。誤解の無いよう、この作者を単に批判したいが為記事を上げたのではなく、
先日こんな記事を毎日新聞のサイトで読んだからなのであり、
作家は、
【芸術作品として鑑賞してほしい】
って語ってられます。
んで、私なりに あれこれ考えてしまったわけですよ。
本当に
まっさらな気持ちで、作品と対峙したなら
果たして芸術作品と思えるのか?
ってな感情がふつふつと込み上げたです。
どこをどう考えても、どこをどう観ても
芸術作品とは 見えませんでした。
みれば見るほど 芸術作品と言うより
マネキン人形。
てゆーか 昔、国道沿いに建っていた【警官姿の人形】を連想してしまったわけです。