えらいすんまへん、どんつきで三角座り

タメになるブログを一応はめざしてます。が自分で云うのも何ですが全然タメにならないブログです。なお関西では三角座り。と言いますが体育座り。とも言います。

この本が凄い理由

先日の続きです。

※↓ 注:先日の記事

 

www.hapines-3chan.com

 

この本(新書版)は2009年発行だが、元は1999年に刊行され、なんと二十年も前に出版された本なのである。

何が凄いかの理由

それは

いまネット通販の世界で

【勝ち組と呼ばれている企業】が、 この本に書かれたマーケティング理論をお手本にしているとしか思えないことだらけ!なのである。

もちろん本ではネット通販ではなく、ダイレクトメールについてを言及。(二十年前には今ほどネット通販が盛んでは無かった)

恐らく ダイレクトメールの極意を、そのままネットの世界に置き換え、成功に至ったのだろうと思う。

 

例えば

商品を売る前に、企業やお店を売りなさい 

とある。

治療法、内容だけが詳細に書かれた洒落たデザインのチラシと

どこか野暮ったいが、治療院の院長の笑顔や、スタッフ一同の笑顔写真が載ったチラシ。

果たして集客力はどっちが上か?

いまなら考えるもなく後者と答えられるだろう。

 

ここ数年、よく見かけるのが無農薬野菜を売る店、実際の収穫場や、生産者自身の紹介があるチラシやサイトの【なんと多いことか】

すなわち信頼性の点でも選ばれる必須条件なのだろう。

 

いま勝ち組の企業や、サイト あたりまえの如く実施、実践している理論の出発点は

神田昌典氏のマーケティング理論に違いないと思う。

 

んで、二十年前に、なぜこの本に気付かなかった?とめっちゃ後悔。せめて十年前に出会っていれば。。。と後悔。

それで 二十年前、十年前 をあれこれ振り返ってみれば・・・

 

気付かなかった筈である。

 

二十年前。いま思えば好景気とは言えないものの、それなりに注文殺到。将来を考える余裕ゼロで目の前の仕事をこなすのが精一杯!商品の動きだけでなく、少ないながらも次から次へと新顧客、得意先が増える好運だけが頼みの時期だったのであった。

 

そして十年前。

 

先日せめて十年前に読んでいりゃ と ぼやきましたが、

我が社では、まだネット通販は開設していなかったのである。

同業他社も ちらほら開設し始めた時期。うちの場合、五年前からのスタート。

 

十年前に始めた企業では まだ神田昌典理論を取り入れたサイトは今ほど無かったと思う。

 

せめて十年前に開設、で神田理論を取り入れていたならば、【絶対的優位】に立って居た筈!

な後悔なのである。

 

 

   続く 以下追記

下記サイト
( https://products.sint.co.jp/siws/blog/ec-market-2019.html )によれば、2018年度におけるEC市場規模は約18兆円弱で、
うち物販系だけでも9兆2992億円もの市場規模なのである。

それで、いわゆる勝ち組サイトとは具体的に挙げるならば、
・ジャパネットたかた
・サントリーウエルネス
・DHC
・ファンケル化粧品
などなど ここ3年から5年連続で通販、EC事業の売り上げ上位にランクイン常連なのである。

ジャパネットたかたの場合、今でこそ高田社長は役職を引退されたが、現役時代の甲高い声のCMと特徴ある商品説明で、「ジャパネットたかた」は一躍有名に。
これこそ神田氏理論のひとつである【経営者の顔が見える広告】のお手本と言っても良いだろう。

また他の売上上位会社の場合、共通点は?と言えば

『お試し特別価格』
あるいは
『数量限定無料セット』戦略が挙げられる。

これは、神田氏が提唱の【そのうち客(将来の見込み客)】こそが大切であり、
そのうち客を集客する為、効率が良く、絶対不可欠な戦略なのである。

お試しと称して 正価3800円から5000円もの商品を、無料あるいは500円程度な驚きの価格で提供

  ↓
従来の広告では集客ゼロだった商品でも応募殺到!

  ↓
そして真の狙いは 定期購買につなげる


勝ち組から始まった、この手の広告手法は、今やあたり前すぎる常識。この手の広告を見ない日はゼロといっても過言ではないだろう。

当然ながら 競合店より早く仕掛けるべき戦略。逆に言えば
ライバルより遅れれば遅れるだけ不利な戦いを余儀なくされるのは言うまでもない。

これを20年も前に提唱されたという事実。この事実こそが【神田氏は本物で凄い】という理由の一つである。


 続く