↑ 最高裁に告ぐ 岡口基一氏著 本文より引用。
先日の続きだが、この本を むさぼり食う様に読み尽くした。自分は自慢じゃあ無いが、読書好き。しかしながら、頭の構造がち〜とばかり弱い。
論理的回路を要する複雑な文章
例えば
ナニナニではない ことは考えられないことはない
ってな文章に出くわした場合、パニック発作の一歩手前まで来る人間だ。
それで 読書好きとはいえ、複雑な文章や、守備範囲外の専門書などは敬遠していた。
この「最高裁に告ぐ」も
あちらこちら 法曹界独特の専門用語が散らばり、確かに苦労はした(自分の頭レベル的に)し、
また 最初は
自身の問題では何の関係も無い第三者的
単なる興味本位で読み始めたのも事実だった。
ところが
わが国の 今や最高に力を持っていると認識する
最高裁判所の長官を始め判事たち
その現実はどう言う状態か?を読み進めるうち
【とんでもない恐怖】を感じ始めたのである。
我々一般国民にとって、遠い対岸の火事ではなく
いつ何時 冤罪事件に巻き込まれるかも知れないし
(時の権力者に都合よい法律で、いつなんどき犯罪者にでっち上げられる可能性すら)あることを認識すべきだ。
〘司法という国家作用を担う強大な国家権力である〙著書より引用
最高裁判事が「王様化」することの恐怖。
今まで自分は漠然と、
最高裁は憲法遵守の立場、我々国民の人権を護ってくれるだろう。。
と考えていたが、
どうやらそれは【希望的観測】に過ぎないのである。
著書のなかで
最高裁判事らが、漠然と頭のなかで考えた理由で判決理由とされた記述があった
例えば
容疑者は過去に於いて○○の犯罪を侵したから、今回も○○であろう。
っと単なる推測で有罪判決を言い渡した事例を上げらている。
これなど まさに背筋が凍る思いで読んだ。
果たして
法曹界は、人が人を裁く難しさ。をどれだけ認識し、また
憲法で保証されている筈の [人権]についても理解しているのか?
をも 岡口氏は 渾身の思いを込め、訴えておられるのである。
(続く)
え。またもや?
すんません。時間が