家内の入院中、通勤のホームの端から
眺めては、
どうにも出来ない、もどかしい気持ちを抱えていた。
時はコロナ禍
家族と言えど面会は一切禁止。
病院の無味乾燥な狭い空間で暮らす家内の不憫を思い、家内に降りかかる災いやら人生をいつも考えていた。
家族の中で一番質素な食事、煙草はもちろん酒も一切呑まず。
なのに、なにゆえ消化器系病に苦しまねばならないのか。と
だが
ホームに列車が来、乗り込むや
すっかり自分の世界。
スマホを取り出し、まずは天気チェック。
次ニュースチェックの頃には最寄り駅に着き、
お気に入り、川沿いの歩行者と自転車ロード。
途中、朝顔と南天の奇跡的な同時咲きを眺めては?はてなマークで頭が充満
また
上を見ては、
要するに【学校にごみを捨てる馬鹿】が居るんだ!!
と憤慨する頃には職場に到着。
そのころには
すっかり家内のことなど忘れている自分が
いつも居た。。。