まず、小生と養鶏業界と吉川貴盛元農水省大臣とは、
何ら関係も縁など【一切ない】ことを明言しておきたい。
さて、賄賂と認定された(本人は否定)吉川元農水省大臣事件を伝える新聞記事を読めば読むほど、胸が熱くなる。
冒頭に 養鶏業界と何ら関係が無い。と明言したが、
鶏卵および、それらを取り巻く商品群にはかなりの恩恵を受けてきたし、これからも受け続けるだろうと思う。
なぜなら
鶏卵は栄養価が高く、特に良質な動物性タンパク質(蛋白質)を豊富に含むほか、卵黄にはビタミンA、ビタミンD、ビタミンEや、リン、鉄、亜鉛や銅といったミネラルが含まれている。また全卵において必須アミノ酸が散在するが、特に卵黄に多く含まれる。世界的にも動物性のタンパク質の摂取源として一般的な食材である。
/ウィキペディアより引用
そんな栄養満点な鶏卵の価格は?と言えば
ここ数年、
いや 数十年もの間 価格変動が無いのでは。
/GD Freak グラフで見る 卵の会計消費支出 より拝借
一か月あたりの消費支出額は 千円にも満たないのである。
こんなにもコストパフォーマンスにすぐれた食材がほかにあるだろうか。
もちろん 鶏卵は、卵料理だけでなく、ケーキ、クッキーなどのお菓子類はもちろん、マヨネーズなどにも幅広く利用。
私だけでなくほとんどの国民は 養鶏業界からの恩恵を受けている筈だ。
それで タイトルのアキタフーズ元代表と吉川元農水大臣の
【功】に関してなのだが
新聞記事によれば
「業界のためにやった」とする秋田元代表の供述を受け、特捜部は養鶏業界の動向に注目した。養鶏業界が政府に特に接近したのが18~19年だ。家畜を快適な環境で飼育する「アニマルウェルフェア(AW、動物福祉)」を巡り、国際獣疫事務局(OIE)は18年9月、国際基準案を提示。すると養鶏業界は基準案に反対して政府に陳情を始めた。
初めて知った言葉・・・・
アニマルウェルフェア 動物福祉の意味らしい。
いやはや
如何にも 欧米らしい言葉。
そんなに動物が可愛ければ 食べなきゃよいだろがッ
てな毒吐きは まぁこっちに置いておいて
養鶏業界と動物福祉が一体なんのこっちゃ
と調べてみれば
我が国従来からは ケージ方式での飼育
ケージ方式とは、鶏を排せつ物が溜まる床から離し、給餌器及び給水器を備えた金属製のカゴで飼養する方法であり、次のような特徴がある。
・鶏の行動や運動が制約される。
・ケージの構造上、餌槽の前柵での羽毛の損耗や、爪の伸びすぎ等からくるケージへの趾のからまりに注意が必要である。
・健康状態の点検、産卵状況の確認等の個体管理を行いやすい。
・社会的順位の確立等による闘争行動が軽減されるため、それによる事故の発生や、飼料摂取の不足が生じにくい。
・鶏と排せつ物が分離されることにより、衛生的な管理が可能であることから、コクシジウム症等の疾病予防上有効である。
・ケージを積み重ねることで立体的な飼養管理が可能となり、土地・施設の有効活用が可能となる。
>鶏の行動や運動が制約される。
と言った短所が確かにあるものの、日本の狭い風土に適した飼育方法と思える。
何よりも 数十年にわたる 低価格鶏卵を実現させるためには
ギリギリな採算ベース上 仕方ないんだろうと推測する。
一方
アニマルウェルフェアが推奨する 平飼い方式だが
平飼い方式とは、鶏舎内又は屋外において、鶏が床面又は地面を自由に運動できるようにして飼養する方法であり、次のような特徴がある。
・鶏の行動が制約されない(行動が多様化する)。
・社会的順位の確立等による闘争行動が生じやすい。
・健康状態の点検、産卵状況の確認等の個体管理を行うことが難しい。
・鶏と排せつ物が分離されずに飼養されるため、コクシジウム症、寄生虫病等が発生しやすい。
・破卵、汚卵が生じやすく、鶏卵の品質管理に留意する必要がある。
・屋外で放し飼いにする方式では、野犬等による被害や、野鳥等の接触による伝染病発生の危険性がある。
広々とした環境での飼育。
如何にも 自然環境 万歳!派が喜びそうな飼育方法だが、
それは ハッキリ言って
幻想に近い理想
いきなり 養鶏業に押し付けられたならば
混乱を招くなど
火を見るよりも明らか
なコトだろう。
冒頭にニュースを読み胸を熱くした・・・
と言ったが 次のうち特に赤色部分 ↓
日本の養鶏農家の9割以上は「ケージ(鳥かご)飼い」を採用する。だが、AWに積極的な欧州では、広い飼育場に放す「平飼い」が浸透しつつある。OIEは18年9月、鶏の家となる巣箱や、羽休めできる止まり木の設置を義務付ける基準案を加盟国に示した。日本の養鶏農家の9割以上は「ケージ(鳥かご)飼い」を採用する。(中略)OIEは18年9月、鶏の家となる巣箱や、羽休めできる止まり木の設置を義務付ける基準案を加盟国に示した。
国内業界はこれに猛反発した。基準案に従えば、鶏舎の大改築は避けられない。日本は養鶏に適した土地が限られる上、高温多湿な環境下では巣箱の衛生状態が悪化しやすいという。急激な改革は一部業者の死活問題でもあった。
秋田元代表は、
業界の為。。。なによりも
日本の食文化を思ってこその行動だったろうし、
それに答えた 吉川元農水大臣の功績を多と考えますな ワタシャ。
なお
悪魔でも
あくまでも 個人の考えですので。。。
んじゃ 醤油ことで また。